旅 行 記

ラスベガス・ロサンゼルス編

第1日 1997年2月2日(日)

  1年ぶり3度目のラスベガス!出発3時間前に成田に到着。喫煙席を確保すべくUAのカウンターへ向かった。ソウル行きの人でカウンターが一杯ぐったり。並んでいる間に3万円ばかりドルを買いに銀行へ。$1≒\125だった。通路側ではないが、喫煙席を確保できた。無償アップグレードってどうしたらされるのだろうとふと思う。NICOSカードからもらった割引クーポンを手にレストランへ。カツ丼を食べて10%割引になった。これ案外使える。
 
 ゴールドカード(JCB)を持った初の海外旅行だったので、IASSラウンジで1時間ほど休憩した。我々のほかに2組だけで寂しいくらいだったが、ゆったりと過ごす。2タミのラウンジはもっと良いのかな?

 程なく搭乗。UA838便(15:55発)は30分ほどの遅れで離陸した。映画はBette MidlerやGoldie Hawnの出ている何とかWivesというコメディだった。Betteだから期待してた割には面白くないうえ、ビデオのトラッキングがあっていないため、画面がちらついて非常に見づらかった。日系だとこの辺もちゃんと整備してるんだろうなぁ。食いしん坊の私には「楽しみな」機内食。ビーフを食べたが美味しかった。UAの機内食がまずいと思ったことは殆どない。私は変り者かもしれない。

 搭乗機は30分早く懐かしのSFOに到着した。荷物を受け取り入管へ。Blue Laneと看板の出ているのを見過ごして、何にもないところに並んだが、ガイドブックに書かれているような質問だけ受けて無事入国。荷物を途中で預け、ゲートへ。Las Vegas行きのShuttle by United UA2184までは2時間あったが、アイスコーヒーなど飲みながら時間をつぶす。ひどい眠気だ。
Shuttleに乗り込むと飲み物のサービスを受ける間もなく熟睡。気が付くとマッキャラン空港の上空だった。眼下にはStrip周辺の巨大ホテルが見えてきた。旅の始まりを実感した瞬間。着陸し、ゲートへ出るとそこにはもうおなじみのスロットマシーンがお出迎え。空港のスロットって出るの?荷物を受け取り、タクシー乗り場へ。相変わらず長蛇の列だったが、前よりは早く進んで20分位でタクシーに乗れた。

 タクシーは遠回りもせずMonte Carlo Resor & Casinoへ。8ドル位だったか。12:00前だったが無事チェックインした。アメリカにしては非常に愛想がよい。今回の旅行では、ホテルとレンタカーをJCB GOLDで決済するつもりだったが、早速MonteCarloで使用できないことが発覚。やっぱりJCBって....(その後使えるようになった)。フロントで高層の部屋と低層階のどちらが良いか聞かれた。逆にどっちが良いのか聞いたら、「眺めが良いから上の方よ」と言われ、24Fの部屋にしてくれた。

 Monte Carloは開業して半年ということもあり、部屋もバスルームも非常に清潔で新しく気に入ってしまった。これまで宿泊したMGM、Flamingo Hiltonの部屋とは比較にならなかった。Strip Viewだったが、24Fということもあり、外の喧燥は全く聞こえない。窓からは遠くはStoratosphere、目の前にはMGMが見える。

 時差ぼけがひどく、じっとしていると気を失いそうなので、早速外出。まずは、MGMの横にあるDenny'sで昼ご飯にBreakfastメニューを食べた。(昔Miamiのバルハーバーに Danny'sというレストランがあり、笑ったのを思い出す。)私はあのソーセージが大好き。最近は日本のスーパーでも出回っているが、少し味が違うような気がする。

 腹ごしらえした後、New York, New Yorkを見物に行く。オープンして1月しか経っていないためか、中は異常な程の人込みだた。ギフトショップでは葉巻たばこの販売・試し吸いコーナーがあった。さすがはNY,NY。ズームイン朝でやっていたが、現在本当のNew Yorkでは葉巻が流行しているという。それを真似しているのだ。有名なジェットコースターでは客がキャーキャー叫んでいるのが聞こえる。このホテルは、泊まると疲れるかもしれない、きっと。つくづくMonte Carloにして良かったと思った。一通り見て回り、Monte Carloへ戻る。カジノフロアーなどをうろついて部屋へ戻った。あまりに眠いので、1時間だけ睡眠をとった。お蔭で大分体が楽になった。

 仮眠後改めて、カジノフロアーに出かける。¢25のスロットマシーンを始める。$10をつぎ込んで間もなく$60分コインが出てきた。Las Vegasで一度にこれだけ出たのは初体験!貧乏性の私は早速カウンターでドル紙幣に換金。何かリッチになった気分。でもこんなことやってるから大勝できないんだよなぁ。

 お腹が空いてきたので、1Fのビュッフェへ。Smoking or Non?と聞かれ、迷わず、Smoking, please.と答える。Viva! Las Vegas!改めて、アメリカ人だってたくさんの人が喫煙者だと実感するのが、Las Vegas。Smoking Sectionにいた日本人は私たちだけだった。Buffetの味ははなから期待していないが、MGMのと同じくらいで、そこそこ行ける感じ。$8.99と高いせいか、並ぶこともなかった。あっ、ここのBread Puddingがとっても美味しい。

 満腹になり、またカジノへ。勝ちもせず負けもせずといったところで、睡魔に勝てず部屋へ戻る。お風呂に入り、フロントにWake up callを頼んで、23:00には記憶を失っていた。


第2日 1997年2月3日(月)

 Las Vegas2日目。今日はBarstowのFactory Marchants Outlet Mallで買い物三昧の予定だ。6:30AM起床。旅行だと朝早く起きられる。身支度を整え、予約してあるBudget Rent-a-carのPolo Tower営業所へ向った。7:30オープンなのにドアが開かない。暗い店内を見ると係員がカウンター内でそわそわ開店準備をしている。他にも待っている人がいる。ドアをノックすると、人差し指を立てて待っての合図。Las Vegasの早朝はとても寒いというのに。7:50位になってやっとオープン。詫びるでもなく、他の客も責めるでもない。アメリカだからしょうがないかと諦めた。応対中もあくびばかり。車は日産のALTIMAで、あんまりきれいではなかった。もうBudgetから借りることはないだろうな。

 予定より30分以上遅れていざ出発。アメリカで1年ぶりの運転でちょっぴり緊張した。Tropicana Ave.からI-15へ。月曜の早朝ということもあり、西行きは車の流れもスムーズ。しばらく走らせて、右手に古き良きLas Vegasといった雰囲気のホテルNevada Landingが見えたので、遅目の朝食をとることにした。カジノフロアーはStripのホテルとはまるで雰囲気が違う。豪華なシャンデリアと南部っぽいカウボーイハットのアメリカ人客が印象的だった。奥にCafeがあり、私はいつものスクランブルエッグとソーセージとハッシュブラウンポテト。友達は、$1.99のパンケーキ。私のよりえらい安いのに、でっかいホットケーキが3枚でボリュームたっぷり。隣のおじさんがKENOをやっている。Good Luck!と声をかけてみる。笑顔が返ってきた。海外にくるとフレンドリーになる悪い癖。(^^ゞお腹が落ち着いたので、一路Barstowへ車を走らせることにした。砂漠の真ん中を走っていると、大きなdry lakeがいくつかあり、壮観だ。

 途中植物(食物)検疫所があり、果物は持ってないか?食べ物は持ってないかと質問される。何にもないと答えると、行けと言う。これじゃ何だって平気なんて思いながら運転していると程なくOutlet Mallに到着。

 インターネットで注文して送られてきた「割引クーポンがもらえるクーポン」を管理事務所へ持っていった。受付簿に記入しろというので、名前などを記入。ツアー名とかバスのドライバー名などを書く欄があってなんか変だと思っていたら、担当者がどこのツアーバスで来たのかと聞いてきた。えっ?自分で車運転してきたんだけどって伝えると、それじゃあげられないとのたまう。その代わり「皆がもらえる」クーポンならと1冊もらった。まあ、これでも良いかと納得して事務所を出て、クーポンをぱらぱらめくってみると、ほとんどのページに去年の12月一杯まで有効と書いてあり、使い物にならなかった。

 時間は既に11:00AM。100店舗もあるMallをすべて見る訳に行かない。平日のせいか買い物客はまばら。Brooks Brothersでスーツ$249、ブレザー$149だったので、ついつい買ってしまう。それも、DCのリボカードで。その他Tommy Hilfiger、Guess、DKNYなんかで買い物。昼飯を食べ忘れるほど見て回ると時間はもう5:00pmを過ぎてしまった。連れはまだ見足りないというが、あと1時間もすれば日が沈むし疲れたので、Las Vegasへ戻ることにした。時差ぼけで半分居眠り運転していると、真っ暗闇だった道路の前方が綺麗に白みを帯びて、さらにネオンの夜景が迫ってくる。このドライブコースは夜の砂漠からオアシスへ戻る図で、感動的だ。しかしアメリカで居眠り運転とは,我ながら無茶なことをするものだ。モンテカルロに到着。宿の駐車場はフロント前入り口のすぐ前で非常に便利だ。

 時間も8:00PM前。今晩のご飯は、恐いもの見たさで、Rio SuiteのBuffet。Self Pakingがタワー増築中のせいか、ホテルととても離れているので、どうせ駐車料金ただだし、Valet Parkingへ。Buffetはさすが「World Famous」だけあって、人人人。和食(これが巻き物だけ)、中華、メキシコ、アメリカ、ブラジル、イタリアなど他のBuffetでは考えられないバラエティに富んだ内容だった。お味はそこそこ。場所が悪い割に混んでいるのは、やっぱり評判が良いからか?ここでもたらふく料理とデザートを食べた。ラスベガスに来ると胃腸薬が手放せなくなる。

 宿に戻り、明日のLance Burtonのショーをチケットオフィスで予約。1名$34.95。座席は指定(前から5列目の34番)で、チップ・飲み物代は含まれていないと説明された。大体指定席なのにチップが入ってないってどこで払えって言うのか?

 カジノで今日は買い物しすぎたし細々と5¢のスロットをしようと思う。連れがカートの両替係に両替を頼むとIDを見せろという。21歳以上だと主張したが、確認できず両替すると私が罰せられるというので、渋々部屋にパスポートを取りに戻る。カジノに戻って先ほどの両替係にIDを見せて無事両替。(滞在中MGMのシアターから有名なトークショーのTV生中継をやっていて、有名モデルがカジノでブラックジャックをして大勝したのに、ID見せろって言われて、持っていなかったので、賞金を没収されたとぼやいていた。)今日はカジノでスロットとKENOでボチボチ遊んで、ご就寝。さぁ明日はどこに行こう?

 そうそう、今回のたびでもほとんどのカジノに設置されているATM、Casino Cashだが、日本のクレジットカードは使えない。以前カード会社に説明を求めたが、分からないの一点張り。どうやら、本邦発行のC/Cと外国のとは磁気ストライプの太さが違うためらしい?
まぁ、このおかげで使いすぎしないで済むんだけど。


第3日  1997年2月4日(火〉

 Las Vegas3日目。今日は夜のショーを見ること以外大きな予定はない。起床後、昨日のレンタカーを返却に行く。帰りに隣のStarbucks Coffeeを買って帰る。買ってくると言ってもそこはStarbucks初体験で良く分からずカウンターで「Columbia」とか注文したら"Whole Beans?Ground?"とか聞いてくる。これって何のこっちゃとパニックになってしまったが"Whole Beans"というのが豆の量り売りなのかなぁと思って、意味も分からず"Ground,please."と言ったら、引いた豆が出てきてしまった。やっぱり英語は勉強しておかなくては。でもこれじゃコーヒー飲めないので恥を忍んで「すぐ飲めるコーヒー」も注文。結構美味しい。

 部屋に戻り連れのためにRodeo Dr.の美容室Vidal Sassonの予約の電話を入れた。前にやってくれたスタイリストSoniaがまだいるというので、ご指名。その後Monte Carloの朝食 Buffetを食べる。卵はその場で、希望の焼き方で調理してくれている。Buffetは朝食の方が美味しく感じる(どこでも)。 MGMの停留所からフォーコーナー(Flamingo,Caesars,Bally'sの交差点)までトロリーを利用することにした。確か$1.5。Every 15 Min.と停留所に明記されているのに全然来ない。(JTB専用のトロリーは来たが)日本人は我々だけで、あとはアメリカ人5,6人が待っていた。かなり待ってやっと現れ、アメリカ人がEvery45 Min.と苦笑していた。トロリーは混んでいておまけに乗り心地も良くない。とても揺れるのでアメリカ人たちは大騒ぎ。Imperial Palaceの停留所で降り、Mirageへ。ここまで何分かかったろう。歩いたほうが近いかもしれない。

 1月にホワイトタイガーが1頭別のホワイトタイガーに殺されたためか、タイガー舎?はもぬけの殻だった。そして、恒例Forum Shopsへ。相変わらずの混雑だ。適当に見て歩いたらJust For Feet?とかいう靴屋さんが目に付き入店。Air Maxのコーナーには日本語で「新しいエアーマックス」と書いてあり、やっぱり日本人が多いんだなぁと思っていると、私が書いたと店員が寄ってきた。日本語を勉強しているらしい。新しいっていつの?と聞くと、96年のだというので、じゃあ新しくないねと言ったら、しばらくして警備員が現れ、剥がしていった。商売の邪魔をしてしまったか?結局何も買わなかったが、突然店内に大音響で音楽が流れ出しくだんの店員と女性店員がレジカウンターの上に上がり、マカレナを踊り出す。明るいお店だった。

 朝食が重たかったので、お腹は空かないが、疲れたのでCaesars Palace内のフードコートへ行く。お店が何店か入っているのだが、支払いはまとめて。珍しく?いちごのショートケーキを売っていたので、食べてみた。やっぱり美味しくなかった。一体アメリカにはおいしいケーキなるものは存在するのか?

 一休みして、Flamingo Hiltonへ。去年泊まったので、懐かしさが込み上げてきた。ツアーやショーのチラシを沢山置いてあるコーナーへ行くと、日本人女性が声をかけてきた。フォレストハマーツアーに参加してみないかと売り込みに必至。軍用ジープで砂漠を走るのだが、グランドキャニオンなんかよりずっと面白いと。乗り気じゃないのを察知すると今度はHard Rock Cafeの向かいに「みやび」というお土産物屋を出しているので来てくれとチラシをもらった。今晩Hard Rockに寄るので行ってみると伝えお別れた。

 もう既に時間は5:00PMになったので、お土産を調達するため、Hard Rock Hotelへタクシーで向かった。HRHロゴのTシャツをお決まりのように買う。折角だからさっきのチラシのお店「みやび」に行ってみる。Flamingoで声をかけてきたおばちゃんがいた。勿論お客は日本人だけ。それもどう見ても学生っぽい若い人ばかり。バンの送迎でやってきたらしく買わないと帰れない雰囲気でかわいそうだった。全然良いもの売ってないし、雰囲気も悪いので皆さんにはお勧めしない。タクシーで行って商品を買えばタクシー代を持つからなんて言われて行ってみて、何にも良いものなくても買わなくてはならない雰囲気って言うのが許せない。当然のごとく?買ってしまった客はホテルまで送っていってあげているようだったが、人数がまとまるまで待ちぼうけ状態のようで、やっぱり商魂たくましい。もちろん早々に退却した。

 腹が減ったので、「みやび」の側にあるHippoという派手な店を覗いてみた。Cafeだがほとんど客がいないので現地では評判が良くないと察し、止めて、宿に戻ることにした。カジノフロアーにあるMarket City Cafeというイタリア料理のお店に入る。サーモンクリームパスタ?を頼んだ。アメリカにしてはアルデンテでまあまあの味。でもウェーターにやる気がないのでだめ。軽くカジノで遊び、疲れたので10:30PMのマジックショーまで部屋でくつろぐことにした。明日のショーをStratosphereのAmerican Superstarsと決め、予約の電話を入れた。座席指定無しで一人$22.95。

 Lance Burtonのマジックショーが始まる30分前に劇場へ向かう。Drinkを買いにバーカウンターに並ぶが、酔っ払いの女性がバーテンの手間を取らせていて、いらいらしているうちに劇場が暗くなりショーが始まったので、Drinkを諦め、指定の客席へ。劇場は火曜日だというのに満員。週末だと取り難そうであった。ショーは大仕掛けのマジックから世界一と言われるハトのマジックやジャグラーのステージまであり、楽しめる。劇場もシックな作りでなかなか良いし、詳しくは書かないが大きなシャンデリアまでマジックショーの一部になっている。こんなにお金かけて引き抜いたLance Burtonに逃げられたらどうするのだろう?

 さて、くだんの酔っ払いはマジックにいちいち奇声を上げて場の雰囲気を壊しているうえ、Lanceまで辟易としている。そのうち係員がその客の席にやってきて何か注意をしたら、静かになった。いたたまれなかったのか、程なく退席。最後はミラージュ顔負けの大マジックで終わった。劇場を出ると何やら列が出来ている。ランスがサインと握手会をしてくれていた。私は別にいらないのでカジノで遊び今晩も床へ就く。(帰国後自分も大学時代からマジックに魅せられ世界のマジシャンに詳しいという後輩に聞くと、ランスの技量は世界でも3本指に入るほどの天才だと言う。握手してもらえば良かった。)Las Vegasの夜は長い。一体みんないつ寝ているのか?


第4日  1997年2月5日(水)

 3:30AM、強烈な腹痛と下痢で目が覚めた。おまけに熱っぽい。差込むような激痛が30分おきぐらいに起きるため、正露丸のお世話になる。朝まで寝たり起きたりの繰り返しになってしまった。余りにも体調が悪いため、もったいないと思いつつも、お昼まで寝ることにした。盲腸だったらどうしようと考えるほど相変わらず激痛が直らないので、医者に行くことも考えたが、正露丸で様子を見た。少し痛みが楽になったので(間隔が開く)、Fashion Show Mallへ出かける。友達が空腹だったため、フードコートに直行。朝から何も食べていないが、当然何も食べる気がしないため、飲み物を買い正露丸を服用。ボーッとしているため、そこらに薬をばらまいてしまった。あたりは正露丸の臭いが立ち込める。恥ずかしい。現地の人にとっては初体験のあの臭いだろう。何件かお店を見て回るものの、体がついていけず宿に戻ることにした。

 食べ物に当たったのか、水に当たったのか、どうしてなのか皆目見当がつかないが、正露丸が効いてきた節がないため、Monte Carloのカジノ入り口にあるHyperMartへ入り、ドラッグコーナーを眺めていたら、レジの女性が寄ってきて『どうしたのか』と親切に聞いて来た。下痢がひどくてお腹の調子が悪いと伝えると、Peptolとかいう液状の薬($5くらい)を勧められて購入。お大事になんて言われて、アメリカの人って親切なんだなぁと感心する余裕はあった。この薬、液状といっても非常にどろどろしたタイプで味はアメリカの歯磨き粉と同じ。こんなまずい薬は全く初めてだった。

 7:00PMからStratosphereのAmerican Superstarsを見る予定で、夕方には体調を戻すべくまたまた部屋で一眠り。盲腸じゃないかと思うほどの痛みはどうにか少なくなったので、6:00PMすぎにはタクシーで劇場に向かう。潰れるのでは?とちまたでささやかれているこのホテル、カジノは人がまばらだった。うーん、噂は本当かもしれない。劇場はタワーにあるため、長い長い通路を歩きやっと到着。ボックスオフィスに立ち寄り予約済みのチケットを受け取る。バーカウンターでコーラを買っていざ席へ。指定席ではないため、案内係に$5渡した(けち?)。お蔭でReservedと書いてある良い席に案内してくれた。

 ショーは物真似ショーで、マイケルジャクソン、マドンナ、グロリアエステファン、ダイアナロス、チャーリーダニエル(カントリーの大御所らしいが私は知らない。(隣のおじいちゃんがとっても興奮していたが)が出演。数曲ずつ披露して終わった。なかなか質の高いステージではあったが、一人で4曲ぐらい歌うのでだれてしまった。ステージが終わると外で出演者一同揃い踏みしているので、マイケルと記念撮影。You've been great.なんてお世辞言ったらあの細い声でThank youと言う。このマイケル異常に短足で笑ってしまう。

 Vegasの物真似ショーなら意外性もあるので以前見たRivieraのラカージュの夕べというショーの方が面白い。男性 (Gay)がDionne WarwickやCherなどに扮する。途中やはり女装した司会者のトークも面白かった。トークというか漫談だが、Las Vegasのショーの類では必ず笑いの種に我々日本人がされるので、会場が割れんばかりに沸いていると妙な気分になることが少なくない。

 タワーの展望台に上ることにする。一人$7。Las Vegasだったらこのくらい無料にしないと!とぼやきながら、ガイド付きのエレベーターで展望台に上がるとお客はまばらだったが、眼下に広がるLas Vegas特にStrip周辺の夜景は絶品だった。これだけはお勧め。噂に違わず、Big ShotとHigh Roller両方とも運休だった。本当に経営が危ういのかも。

 今日は朝飯抜き、昼も抜きだったので、StratosphereのカジノにあるCafeへ向かった。しかし全く食欲が無いため、ミネラルウォーターと果物が食べられるのでサラダバーを頼み、メニューを覗いていると「Lo Mein」と言う料理が目に入ったので注文。ラーメンだったら少し食べられると考えたが、何と出てきたのは焼きそば。食欲が無いところへまずいため、ほとんど残してしまった。ウェイターが心配してテーブルまで来たが、食欲が無いと伝えもっぱら果物を食べる。なんと、Cafeなのにジャスミンティーがあるというので注文した。ウェイター(中国系)が高校生くらいの黒人の男の子に持ってくるように指示したため、出てきたのが紅茶だった。ポットは中国茶用のだったのに。当然取り替えてもらった。坊やはこっぴどく怒られていた模様。でも、このウェイターにはいろいろ面倒・心配をかけたので、C/Cでチェックする時に、お礼の一言を書き添えた。チップも多め。

 相変わらずお腹の調子は悪いが、今日はLas Vegas最後の夜。気力を振り絞り、Down TownのFremont St. Experienceを見に行く。Stratosphere Towerからはタクシーですぐの距離。上映されるときにストリートの明かりと言う明かりが一瞬にして全て消える。何とも感動的な一瞬。フラッシュが要らないほどネオンが眩しいストリートが真っ暗になる。これだけで満足だった。

 5分ほどのショーが終わり、通りを少し歩くと、Four Queensホテルでクーポンをもらい、ただで1回スロットを回す。Loosest Machineとうたっているが外れて、キーホルダーをもらった。さらに奥の方へ歩くと、今度は小さな場末のカジノで、女の子が「Free Spin!!」と呼び込みをしている。またキーホルダーでももらうつもりで、ただで(タモリのジャングルTVで使われているような)ルーレットを回すと、$20分のクーポンが当たったと言う。。中でただで出来ると思ったが甘かった。中国系のおばちゃんがスロットマシンの上から我々を呼び止め、$20分チップを買えとのたまう。騙された。ま死ぬわけじゃ無し経験と言うことで、騙されてみるかと言うことになり、$20ずつ払い、いざスロット。隣の連れはジャンジャン出ている。ものの数分で$60にはなったか?でも出るたびおばさんがチップ$3よこせと言う。何とも納得が行かないが、言われるままに渡す。裏から恐いお兄ちゃんが出てきたらたまらないし。一方私は1度も当たらずすぐなくなってしまった。連れも$24まで減ったところでおばちゃんが「あんたたちそろそろやめたら」みたいなこと言うので、お金に変えた。結局二人で$16も損をしてしまった。カジノの名前は忘れたが、Free Spin!と叫んでいるお姉さんは無視した方が良い。

 またまた深夜12:00を過ぎてしまい、ゴールデンナゲットホテルの前でタクシーを拾い宿に戻った。明日はLos Angeles。空港からレンタカーだし、お腹を直すため、あのまずい薬を飲んですぐ寝た。アメリカの薬は強いのか、お腹の調子もかなり良くなってきた。


第5日  1997年2月6日(木)

 今日で大好きなLas Vegasともお別れ。最後の夜にお腹まで壊して後悔。朝起きると薬も効いてかなり体調が良くなった。その証拠にお腹が空いている。万歳。早速1FのCafeでご飯を食べる。この腹痛も私の旺盛な食欲から来ているに違いない。大体この旅行記食べた話が多すぎる(^^ゞ。

 Las Vegas最後と思うと、なんだか神妙な朝食になった。 荷造りを終えチェックアウト。混んでいればExpress Check Outだけれど、LasVegasで木曜の朝チェックアウトなんてあまりいない。「儲かりました?」なんてフロントに聞かれたけれど、まさか!です。タクシーでマッキャラン国際空港へ向かう。Shuttle By United UA2034(12:45発)までは1時間ほど時間があるので、ゲートの喫煙コーナーで休憩。空港内に喫煙所があるのはアメリカでは珍しい。Las Vegasも他の空港と同じように全ての灰皿を撤去する工事が行われたが、空港職員の反対デモがあり、喫煙所が設置されたとのお話。共和党政権になれば極端な嫌煙運動は納まるでしょうとは、現地の人の弁であった。

 日本人客の多いShuttleでいざLAXへ。喫煙天国から一転嫌煙天国へ。到着後早速レンタカー会社のバス停へ向かう。DollarやらNationalなどのバスは頻繁にやってくるがHertzが来ない。30分ほど待っただろうか。やっと来たバスに乗って営業所へ向かった。メーリングリストの知り合いにいただいたクーポンで1日無料。車はMercuryの白のMystiqueという車。駐車場まで行くと車に禁煙マークが。このまま乗って吸っちゃおうとも思ったが、トラブルがあったら嫌なので重たいスーツケースを引きずりカウンターへ戻り事情を説明したら、『Go ahead and SMOKE!』だって。戻って来なきゃ良かった。大体それなら禁煙シール貼るなって言うの!

いざ荷物を詰め込み、慣れた?San Diego Fwyを北へ向かいSanta Monica Blvdを降りる。Yoshinoyaが目に入り程なく宿のCentury Plazaに到着した。空港から30分もかからないので、やっぱりこのホテルは便利。Valet Parkingで車を預ける。このホテル宿は1泊13.200円でWestin系列なのに安く取れたが、駐車料金が1泊22ドル。Selfパーキングでも同じだからどうしようもない。

 今回はJCB GOLDでしっかりチェックイン。やたら文尾にSirが付くような気がした。何せ始めて持ったゴールドカードだから。でもゴールド持っても別にサービスなんて良くならない。新築のMonte Carloから歴史のあるCentury Plazaになったので部屋の広さは変わらないものの、何だか部屋が薄汚れて見えた。コーヒーメーカーとStarbucksのコーヒー豆があるとミニバーに書かれていたが、豆が見つからず、コーヒーが飲みたくなったのでルームサービスを頼んだ。5:30PM予約のVidal Sassonまで1時間余り。コーヒーを飲みながら、ふとアウトレットで買ったズボンの裾上げをこの近辺のTaylorで出来ないものとか思い、Service Expressの係りに電話した。事情を話すと調べてから連絡するというので待つ。しばらくすると連絡があり、係りが部屋まで採寸しに行くというので、値段を尋ねた。Taylorが終わっているため分からないという。美容室の時間が迫っていたので、また明日連絡するということにした。

 車でRodeo Dr.のVidal Sassonへ向かった。ホテルからはほんの数分の距離。きっと歩いて行ってもたいした距離ではないのだろうが,いかんせん、ロサンゼルスは歩いている人が少ない。安全なビバリーヒルズ地区とは言え、歩行者がまばらだとやっぱり恐い。

 車をRodeo Collectionの駐車場に入れ、美容室へ。$55前払いと言われ、C/Cで決済。連れと席まで通されると暫らくしてスタイリストSoniaが現れた。良く分からないけれどスタイリストだといくらで、マネージャーだといくらでと言う風に、カットしてくれる人のランクで値段が違う。日本の美容室もそうなの?我々のことを思い出したというので、お話に花が咲き、カットの方はなかなか進まない。Soniaは話し出すとハサミを止めてしまう癖がある。ハイソなお客が多いので緊張するお店だが、Soniaはほんの少し日本語を話すので和むことが出来た。昔日本人の「友達」がいたためとのこと。それにオプショナルツアーでVidalでカットするという企画もあるし,留学している日本人もそこそこ来るらしい。

 以前TVの世界ウルルンで加藤晴彦って男優がLondonのVidal Sassonで美容師修行するという話があった。修行が終わり本店のRodeo Dr.店で社長のSasson氏に腕前を披露するという内容だったので、このことについてSoniaに聞いてみた。TV収録の時、すぐ後ろで(今日の席)仕事していたというSoniaは、『彼は腕前はなかなかだったけれど、才能が必要ね。』と言っていた。厳しい。もう2度と再現できそうにないモデルのようなヘアスタイルが出来上がり、店内で記念撮影。この間私は連れのための出来損ない通訳であった。

 Century Plazaへ戻りお腹が空いたので、歩いてDive!へ向かった。おととし行った時は随分と客がいて、変な呼出器持たされて席に案内されるのにかなり待たされたが、今回はがらがらですぐ通された。Dive!は不味いのだけれど、何となく行ってしまう。頼んだスパゲティは変なハーブが入っていて非常に不味かった。隣のテーブルのアメリカ人がおいしそうに食べていたから注文したのに。一人で3泊5日でバスケを見に来たという日本人学生がいたので少しお話。お店を出てCentury City Shopping Center & Market PlaceをぶらぶらしてGelson'sマーケットでオレンジジュースなどを調達。Century Plazaホテルは歩いてすぐ横のショッピングセンターまで行けるし治安も夜でもさほど悪くないのでお勧め。買い物の後部屋へ戻った。明日は2年ぶりのUniversal Studio。早々に床に就く。


第6日  1997年2月7日(金)

 今日は2年ぶりのUniversal Studio。朝起きてホテルB1のCafe Plazaで朝食。一人$12のBuffetで、急に物価が高くなった気がしてLas Vegasが懐かしく思えてきた。種類も比較にならず少ない。ご飯と味噌汁もあるがどんな炊き方しているのか非常に不味い。ジャムはナッツベリーファームの小瓶を置いてあるので、お土産に良いかもしれない。(^^ゞ

 冬季のため、Universal Studioは10:00AMオープン。宿から40分くらいで到着したが、10:00を少し回っていたせいか、旧正月で遊びに来ているアジアの人を中心に結構混んでいた。まずはTramに向かう。30分待ち。こんなに並んだのは初めてだった。内容はほとんど同じだが、今年封切られるDante's Peak関連がちょっとあった。Tramの後は、初めてのJurassic Park Ride。きれいな合羽が捨てられていなかったので、50¢出して買った。30分待ちだったが、アメリカ人っぽい客が優先入場してきた。お金出せばJurassicもならばなくて良い様だ。今日は思いのほか混んでいたので、私たちもそうすれば良かった。Ride自体はいろんな人の噂に違わず面白かった。合羽のお蔭で殆ど濡れなかった。(残念?)

 次に目指すはWater World。前にメーリングリストでどなたかのTravelogで左側の席が面白いと書いてあったのが良く分かった。左側の席は出演者にバケツで水はかけられるわ、ジェットスキーから水がかかるはで、すごかった。時間は既に1:00PMを過ぎている。お腹が空いた(また!)ので日系人がやっているお店でおにぎり3個セット$6.50を食べる。おにぎりと書いてあるが全然握っていない。うすっぺらな食べ物だった。それにしても高い。

 取りあえず初めてのアトラクションは見終わったので、Back To The Future Rideに向かったら、ここも30分待ちだったので、前見たからと諦める。アニマルショーが丁度良い時間だったのでかわいい犬見たさに入場した。赤ちゃんオランウータンやらセントバーナードやらが芸達者で可愛かった。このショーはそれほど混んでいないが結構侮れない。Universal Studioは何度言っても飽きない。

 City WalkをぶらぶらしてHard Rock Cafe Hollywoodでお土産なんか買っていたらもう時間は4:00PM、取りあえず宿に一旦戻ることにした。Hollywood Fwyの入り口を見失ってしまい途中変な道に入ってしまった。怪しい感じのインド人の個人商店でコーラを調達。Hollywood Fwyに無事に入り5:00PMごろ宿に到着。

 早速昨日のService Express Deskへパンツの裾上げについて相談。係りを部屋に向かわせるというのでお願いした。暫らくして初老のおばさんが現われ、とても親切に採寸、ピン止めをしてくれた。RegularかCufflessかと聞いて来た。ダブルがCufflessだというのでCufflessで頼んだ。$8だという。これは安い。なんと今晩中に裾上げ、プレスして持って来れると言うことだった。おまけにこんな注文した客は我々が始めてだという。余りにも親切だったのでチップをあげたら驚いていた。

 夕食を食べにCentury Shopping Centerへ。キショウアンという和食?のファーストフード店で焼きそば、照り焼きセットを食べる。味は無国籍和食といった感じ。現地人がこれを和食だと思って食べていると思うと申し訳無く感じた。店員はベトナム系で、きっとベトナム料理のエッセンスが入っている。

 食事後、西海岸で初めて出来たBloomingdaleデパートに入る。ツアーパンフなどの置いてあるコーナーを覗いていたら、店員がどうしたのかと聞いて来た。アウトレットはCitadelが近いとか、非常に親切で何にも買わないのにCK oneの試供品を沢山くれた。他のコーナーでウィンドーショッピングしていると追いかけてきてハートのバレンタインチョコまでくれた。確かにRobinson's-Mayなどと比べると店員が洗練されていて西海岸っぽくない感じはする。それでもRichardsというこの店員、びっくりするくらい親切だった。通販のカタログを送るから顧客名簿に記入しろと言うので、書き出したら、それにはクレジットカード番号を書く欄がある。怪しいのでそこだけ空欄にして渡した。(1998年8月現在カタログは一切届いていない。)もしかして油断させて騙すつもりだったのかもしれない。
 
 時間はもう9:00PMを回ったので、Gelson'sでまたジュースを調達し部屋へ戻り面白くも無いトークショーなんか見ていると、裾上げ済みのスラックスが届く。さっきのおばさんと違う人が持ってきたので、またチップをあげる羽目になった。$8の値段なので心配していたがきちんと仕事はしていた。日本で裾上げだけ頼むと2000円程度取られるので、これからはこれで行こうと考えている。荷物の整理をして程なく就寝。Las VegasとくらべてLAの夜は早く感じる。


第7日  1997年2月8日(土)

 Los Angeles3日目。実はBarstowのOutletには行ったのだが、時間的に足りなかったので、急遽LA郊外のCABAZONにあるDesert HIlls Outletへ向かうことになったこの日。

 今日は6:30AM起床。起きてすぐ、ミニバーの冷蔵庫で見つかったStarbucksのコーヒーを入れたが、水の量が多過ぎて薄くてまずくなってしまった。今日はDesert Hills Outletへ。LAから2時間半程度かかると諸々の本に書かれている為、9AM現地着を目指し朝飯は後回しで(珍しい)早速出発することにした。今日もValet Parkingの係りへチップ。駐車料金が高くてチップなんて....

 Ave. Of The StarsからOlympic Blvd.へ降りてLa Cienega Blvdへ入り、Santa Monica Fwy.へ。土曜日の早朝のため、どの道も空き空きだった。そのままSan Bernardino Fwyへ入りひたすらひたすら東へ車を走らせる。LAから離れる毎に車の量も少なくなる。お蔭で1時間半のドライブでOutletへ着いてしまった。

時間は8:30AMをちょっと過ぎたくらいで、Mallもやってないしフードコートも空いていないので、記念撮影なんかしながら時間を潰す。9AMになりオープン。客もちらほらと集まってきた。我々はさすがに腹が空いたのでフードコートに入った。和食のファーストフード店一番などほとんどのお店はまだ店員の姿さえない。イタリア料理の店がやっていたのが、この時間サンドイッチしか出来ないというのでひもじかったがコーヒーとサンドイッチの朝食となる。これが結構美味しかった。

 イーストウィンぐとウェストウィングに分かれたこのアウトレットはBarstowのそれと比べて店の数は同程度なのに廻りやすいし、お客さんも多かった。予算も大して無いにもかかわらず取りあえずイーストウィングから廻った。何気に入ったBrooks Brothersではアウトレットに珍しく店員が日本人だった。ネクタイ1本購入($24)。さて、ミーハー丸出しの我々はNike Shopへ。そこはまるで日本人だらけのお店だった。玄人の集団がAir Maxは当然のことながら、NIKEのポスターまで買い占めていた。我々も同じように見られているんだなあと思いながらも別段詳しくもないくせにMAXを1足購入。約$90。安いのか高いのさえ良く分からない。ここのアウトレットにはBarstowにはないArmani、Armani Exchange、Barney's NYなどがあった。後悔することになるが、それぞれの店で少しずつ購入。昼食にウェストウィングの和食ファーストフードの一番で照り焼きコンボを食べる。Century Cityのキショウアンよりずいぶんと美味しかった。昼飯もそこそこにウェストウィングの店を見て回る。Tommy Hilfigerなどで服を調達。Big Dogというセントバーナードをロゴにしたお店ではお土産にマウスパッドを数枚買う。(これが職場で結構喜ばれた)さすがに、100軒以上あるお店を全部見ることは出来なかったが時間は4PMをすぎてしまった。もう一度見たいというPoloやGuessに改めて寄った後、一路LAへ戻ることにした。なぜこんなに買い物三昧なの?って思われるでしょうが、アメリカだとどんなブランドでも私サイズがあるため。

 帰りは交通量が多めに感じた。実際LA市内まで2時間半程度かかる。もと来たLa Cienega Blvdで高速を降りる頃はすっかり真っ暗になっている。さあ後は朝来たOlympic Blvd目指し北進するだけ。しかし、朝見た景色とLa Cienegaの感じが違う。そのうち周囲が真っ暗で工場すら見えてきた。これは完全に道を南に来てしまったのではと気づくが行けども行けども自動車専用道路が終わらずUターンできない。標識にはLAX Airportと書かれている。(後で宿で確認したが)かのInglewoodに入り込んでしまった。少々恐い雰囲気だった。車の窓拭きの黒人少年が交差点のところで前の車に話し掛けている。これではまずいので、専用道路が終わったところで引き返した。やっぱり夜のドライブは気をつけなきゃ。

 程なく見慣れたOlympic Blvdにたどり着き、Century City手前のスーパーで用を足し、お腹も空いたのでファミリーレストランのCoco'sで夕食をとった。店の周りは少し暗い感じだったが、駐車場に警備員もいたので安全だった。でも一応買い物袋を全部トランクに移動。お店ではおじいちゃんに声をかけられ、お前も新年を祝っているのかと聞かれる。最初何のこと言っているんだろうと思っていたが、(アメリカで久しぶりに)中国人に間違われてしまった。この時期日本人より中国系の人たちや韓国人が多い。アウトレットでもそうだった。

 お腹も満たされたので、一路宿へ戻る。正面玄関に車を止めるが、チェックイン客なのか混み合っていて係員がなかなか寄って来ない。降りて待っていたが、ドアを開けたままでは隣の車線を通る車の邪魔になるとふと思ったのが大失敗。運転席のドアを少しだけ閉めた瞬間、何と生まれて初めて車のドアを全部ロックしてしまった。顔面蒼白。係員がやってきたので、事情を話したら『What are you doing!?』と軽く叱られ呆れ顔。私に任せろと言われた。部下が現れ、少しだけ空いている運転席からロックを解除しようと四苦八苦。しまいには、何と後ろに止まっている他の客の車から当然のようにアンテナを外して持ってきて、そのアンテナを曲げたり伸ばしたり。(心の中でごめんなさいね、この車の持ち主さんとつぶやく。でも大胆なことするもんだ)部屋に戻ってもいいというが、申し訳ないので隣で見ている私。そのアンテナでは埒があかず金属の棒をどこからか持ってきて、無事にロックが外れ一安心した。何とも情けない。本当に申し訳なかったので、$10チップをあげた。Century Plaza Hoteにはもう頭が上がらない。

 ショッピングというのは本当に疲れる。翌朝のジュースを調達しにGelson'sマーケットへ行き、少しだけショッピングモールをぶらぶらして部屋へ戻り、恥ずかしい一日が終わった。


第8日  1997年2月9日(日)

 朝7:00起床。さぁ、今日は何しよう。Long Beach方面へ行くことにした。職場から届いていたおふざけのFAXへの返信を出しにフロントに寄る。着信は部屋に配達してくれて無料だが、発信は$8。ABC Entertaiment Center内のCafeで朝食をとり、韓国系のご主人と話をしていたら、実は奥さんのお店で週末だけ手伝わされているのだと言うことだった。

 Santa Monica Blvd.を西へ走り、San Diego Fwy経由でLong BeachのShoreman's Villageに30分ほどかかって10AM頃到着。ここは、Marina Del RayのFisherman's....と雰囲気的に同じだった。対岸にQueen Mary号が見えるくらい。とは言え、日曜の朝で地元の人たちが海岸を散歩したり、ローラースケートしている様を見るとゆったりとした気分になる。これが、恐い恐いと言われているアメリカなのか?チョコレート屋で日本の縁日にあるようなバナナチョコと柔らかいピーナッツバター味のクッキーを買った。クッキーはとっても美味しかったが、バナナチョコはバナナの周りのチョコが厚くて硬くてすぐ飽きてしまう。

 軽く散歩した後、Queen Mary号を見学に行くことにする。道に迷いながらも到着。入場料はなんと一人約$17。船を見るだけなのにこんなにするなんて、思わず並んでいたお客さんに高いですねと声をかけてしまう。船の横ではバンジージャンプをやっていて、命知らずのアメリカ人が次から次へとダイブしていた。船の中に入り、機械室などの展示を一通り見た。確かに歴史を感じさせる豪華客船ではあったが、入場料に見合った内容とは思えなかった。ここは船の一部をホテルとして使っているようだったが、泊まる人はどれくらいいるのだろうか。

 一通り船内を見学すると時間は1PM。お腹が空いてきたので(よく空く私。)、Long Beach市内の観光スポットPine Ave.に向かった。通りはかわいらしい感じでこぎれいだった。パティオのあるイタリア料理店に入店。横ではバンドが演奏していて良い雰囲気。そこで、いわゆるミートソースのスパゲティを食べた。アメリカにしてはアルデンテで美味しくチーズの臭いもきつくなかった。嬉しいのは、ちょっと寒かったけれど、パティオだと喫煙OKなこと。もしかしてデザートも美味しいかもしれないと思い、日本では忘れ去られたティラミスを注文。アメリカで食べているということを忘れさせるほど上品な味だったが、サイズが日本の4倍くらいありさすがに飽きたが満足。本場でもこんなに大きいのだろうか?お店の名前はTrilussa、BroadwayとPine Ave.の角にあるのですぐ分かる。

 時間は既に3PM。Rodeo Dr.へ向かう。40分ほどで到着すると、日曜日に訪れたのが初めてだったこともあり驚く。日本人、中国人を始めたくさんの買い物客で通りはごった返していた。急にゆっくりする気が失せた。Santa Monica Blvdを走っている時にNike Townの看板を見つけたので、行ってみた。ここも日本人で溢れかえっていた。勝手にTシャツを広げたりしている日本人に困ったような表情の店員。Nike Town Los Angelesのロゴ入りTシャツが手頃な値段で売っていたので、お土産と自分用に購入。他の日本人と変わらない私。さっさと店を出て、Tifanyの入っているビルの駐車場に車を取りに行く。駐車料金無料。これは良い。

 買い物ツアーと化しているが、その足でBeverley Centerへ向かった。この建物、2回から5回までの巨大な駐車場で1階、6・7階が店舗になっている。LAの真ん中でこういう構造はすばらしい、しかも駐車料金は$1。日曜日は全ての店舗が6PMで閉まってしまうので、早々に退散した。Disneyのビデオ(ノートルダムの鐘)を買ってきて欲しいと頼まれていたので、それまでCD屋で売っていなかった為、Century City Shopping CenterのDisney Storeへ向かったが、間一髪閉まっていた。6PMを10分ほど過ぎていたろうか。ほとんどの店は閉まっていた。

 さあ、最後の晩餐の時間。疲れていたので、遠くに行く気もしなかったので、ショッピングセンターのStudio Cafeで食べることにした。サンドイッチ専門店ながら、私の舌には合わなかった。最後の夜にしては最悪の晩餐となった気がする。これだったらフードコートのファーストフードの方がマシかも。Gelson'sでお土産用にクッキー、口直しにいなり寿司などを買って部屋に戻った。最後の夜ともなると少々感傷的にはなるが、荷造りでそんな感傷に浸っている暇はなかった。来る時空だったLサイズのレンタルスーツケースも満杯。NIKEの靴は入らなかった。もうクタクタになって就寝。こんな時深い浴槽が恋しくなる。そう言えば、なぜシャワーは固定式なんだろう。動いた方が随分洗いやすいのに。

 そう言えばレンタカーのことだが,Las Vegas滞在中Outletに行った帰り、Budgetで契約時にFuel Purchase Optionを申し込んでいたが、Vegasの町の直前で燃料が空との表示ランプが点いた。Eランプがついても、暫らくは走るのだろうが、ガス欠で止まっては困るので、途中の出口で高速を降り、ガソリンスタンドへ行って。店内に入り$5ドル分お願いしますと伝え給油したことがある。学習能力の無い私はまた同じことを今日Los Angelesでもやってしまい、最終日の前の日にやはり(今度はHertzだが)ガソリンスタンドで今度は$3分給油した。ずいぶん貧しい日本人に見えたことだろう。


第9日  1997年2月10日(月)

 朝7AM起床。とうとう帰国する日が来てしまった。時差ぼけのあったLas Vegasの初めの頃は時間が経つのがゆっくり目に感じていたのに、8泊10日なんて何と短いのだろう。起床後荷物の最終チェックをし、Express Check-out Formを記入、お世話になってきた鍵一式を封筒にいれ部屋を出た。部屋を出てすぐ、その鍵の入ったFormを置き忘れたことに気づいた。これでは、Express Check Outが出来ないので、フロントに寄り事情を説明したら、大丈夫だという。

 Valet Parkingで車を受け取る。チェックアウトなので、全てのタグが取り去られてしまう。いつもの朝とは違うんだと改めて実感。また来るという思いを抱きながら、Century Plaza Hotelをあとにした。月曜の朝で出勤ラッシュなのだろうが、東京のラッシュに慣れているものには屁でもない。レンタカーを返すため、Hertzへ。9AMくらいに着いてしまう。そのためか、Check-in客が少なくオフィスで返却手続きをした。いつもは係りが車に寄ってくるのだが。そう言えば、あちこちに注意書きがあった。「San Diegoでは車の盗難が多発しているので、注意してください。」San Diegoって治安が悪いのだろうか?

 Hertzのバスに乗りUAのターミナルへ向かうと、チェックイン客で溢れかえっている。ほとんどが成田行きだが、我々の前の便の客だったため(早く着きすぎた!)希望の喫煙席が取れた。朝食がまだだったので、すっかり気に入ってしまった
Starbucksでコーヒーとパンを買う。(帰国後銀座のStarbucksにも行ってしまいました。アイスコーヒーとかがあって雰囲気が違いました。)小さな免税店で買い物などしていると搭乗時間。

 我々の席は喫煙席のはじまりの席だった。つまり前は禁煙席。前の人が可愛そうに思えた。それも最初だけだった。たばこの煙を避けるため、前席の日本人乗客は風を我々の方向(つまり喫煙席群)に終始向けた。我々がたばこを吸わなくとも当然煙いので、ずうっと向けている。我々はあまりにも凍えそうで、目も乾くので乗務員に文句を言った。しばらくはスチュワーデスに従って、風の向きを自分達に向けていたようだったが、すぐ我々の方向に向け出す。こちらとしては、もう遠慮せずたばこを吸うことにした。じゃないと腹が立って腹が立って。10時間寒い思いをさせられた。

 この便結構揺れが大きかった。10分後に揺れ出すから今のうちにトイレに行けとアナウンスまであった。アナウンスしたほど揺れた訳ではないが...映画のPhenomenonなどを見ながら長い長い旅に終わりがやってきた。冷たい昼ご飯(パンががちがちだった)を食べ終わる頃はもう我が日本。

 成田に到着、入国審査もさほど混んでなくスムーズに手続きが終わった。NEXの指定席を買いロビーで時間を潰す。超満員のNEXに乗り、新宿で中央線に乗り換え7:00PM過ぎに到着。近所のそば屋で美味しい晩御飯を食べ家に帰った。明日から仕事。

今回の旅も大きなトラブルも無く、恐い体験も全く無く、快適だった。LasVegasの「ばかばかしさ」・華やかさ、Los Angelesの活気を十分堪能できた。また近いうちの訪問を自分に誓って旅行記を終えます。

 クレジットカードがLas VegasのATMで使用できない件について、今日JCBのインフォメーションで適確な?情報を得られましたので、後日談としてご報告します。

 Las Vegasのほとんどのホテルに設置されているCasino Cashと書いてあるATMで、日本発行のC/Cが使えないことについて確認したところ、このタイプはカードを上下にSwipeさせるのですが、そのSwipeには絶妙なタイミングが必要なのだそうです。アメリカ人であれば、「我々のカード」を難なく読み込ませることが出来ると言うことでした。日本人だったら、20〜30回繰り返せば1回くらいは読み込みOKになることがあるとのことです。なお、この件についてはJCBでも対策を検討しているところだとのことなので、いずれは使えるようになるかも知れません。

#アメリカ人でもドン臭い人は使えないと言ってました。しかし、LAのJCBの人が、Las Vegasに行って試したけれど、恥ずかしながら全然出来なかったのだそうです。C/C会社の人が出来ないものを我々が絶妙なタイミングでSwipeさせるというのは、ほぼ不可能なことでしょう。ちなみに、Imperial Palace HotelとSan Remoなどほんのの一部だけには従来の挿入する形式のATMが辛うじて残っているそうですが、Casino Cashというタイプに置換されるのは必至です。

#でも、これ書いてて思い出したんですが、現地のアメリカ人にカード渡してやってもらったんですよ。でも駄目だったんです。ドン臭いアメリカ人なのか、それともJCBの言っていることがおかしいのか分かりません。