哀しみのマンディ
Barry Manilow II

LP
1.CBS SONY BLPO-3AR(LP:1974)
2.東芝EMI IES-80837 (レーベル変更再発売)
3.日本フォノグラム 20RS-40(レーベル変更再発売)
CD4 Quadraphonic AQ4016
(4チャンネルステレオ盤)
Photo By Mr.Elton
*Ron Danteが「遊んでます。」オリジナルと違った
アレンジが楽しめ、非常に貴重なLPです。
CD
4.BMGビクター BVCA-7303(12/16/94)(再発売CD)
5.日本フォノグラム 32RD-65(9/21/86)(初CD化)
6.Arista 07822-18944-2(1996、再発) <Halfway Over The Hill収録>

*2枚目のあたるこのアルバムがバリーにとって初めてメジャーヒットとなった記念すべきアルバムです。"Mandy"はめでたくビルボードNo.1となり、ラジオで連日流れることとなるのです。ここから70年代の寵児Barryがはじまります。まだまだ荒削りなところが残っていますが、Barryの幅広い音楽性が実現しています。(senchan)

帯の宣伝

・バリー初の全米No.1ヒット「哀しみのマンディ」収録!一躍、彼をスターダムへのしあげた記念すべきアルバムには、都会のキラメキがいっぱい!!32RD-65

・新しいアメリカのスーパー・エンターテイナー バリーマニロウの不朽の名作「哀しみのマンディ」を フィーチャーした傑作セカンド・アルバム!!(LP発売時のオリジナルコピー)

曲目リスト

1.孤独な人生/I Want To Be Somebody's Baby
   (Music: Barry Manilow - Lyrics: Enoch Anderson)
「誰か俺のことを心配してくれよ・・・」若者の孤独と焦燥が歌われています。若々しいBarryがエネルギッシュに歌っていますが、何とも言えないアレンジがグッドです。
2.見知らぬ人と/Early Morning Strangers
   (Barry Manilow - Hal David)
Hal Davidと言えばバート・バカラックとのコンビで知られる有名作詞家ですね。Halの詞にBarryが哀愁たっぷりの曲をつけています。サックスが哀愁を誘い、大好きな曲の一つです。
3.哀しみのマンディ/Mandy 
  (Scott English - Richard Kerr)
もともとはR.Kerrの"Brandy"というタイトルで映画の主題歌だったものを、Arista社長Clive DavisがBarryに勧めて実現したもの。Barryは原曲よりテンポを落とし、恋人との別れ・寂しさをエモーショナルに表現しています。バックのストリングスがこれまた鳥肌ものですね。原曲はボックスセットに収録されています。2000年5月には、米国の新人グループ"Stryke 5"がコンテンポラリーなアレンジで、また、小柳ゆきが声量を生かしたエモーショナルなアレンジでカバーしています。
4.時の流れるままに/The Two Of Us
   (Barry Manilow - Marty Panzer)
5.新たなる予感/Something's Comin' Up
   (Barry Manilow)
リズミカルでゴスペル調のナンバー。
6.愛は奇蹟のように/It's A Miracle
   (Barry Manilow - Marty Panzer)
Barryらしい楽しいナンバー。バックコーラスの使い方など絶妙なアレンジが効いています。コンサートでも会場がこの曲で一体になります。Barryを代表する名曲と言っても良いでしょう。なお、私も最近まで気づきませんでしたが、この曲には色々なバージョンがあります。CD/LP等で聞き比べてみてください。
7.アヴェニューC/Avenue C
   (B.Clayton - J.Hendricks - D.Lambert)
もともとはカウントベイシーの楽曲。Barryが32回重ね録りをして、楽しんでいます。この曲、歌詞カード見てるうちにどこ歌ってるのかわからなくなっちゃいますが・・・
8.マイ・ベイビー・ラヴズ・ミー/My Baby Loves Me
   (S.Moy - W.Stevenson - I.Hunter)
後半にはゴスペル調のアレンジが加わって楽しいラブソングになっています。
9.サンドラ/Sandra
   (Barry Manilow - Enoch Anderson)
Barryにしては少し珍しいテーマで"Sandra"というハウスワイフの日常を歌い、世の中の奥さんをたたえるラブソングになっています。語りかけるようなBarryのボーカルが、うまく描写しています。TVスペシャルでの歌唱も素晴らしかったですね。のちに、今はなきDusty Springfieldがカバー、彼女の"Anthology"というコンピレーションアルバムで聞けます。
10.家路/Home Again
   (Barry Manilow - Marty Panzer)
どこかCarol Kingを彷彿とさせるイントロから、ゆったりと歌われるバラッド。Barryにとっても好きな曲の一つだそうです。弾き語り風のこの曲に、ピアノが似合うBarryが浮かんできます。
11.Halfway Over The Hill*
   (Barry Manilow)
1996年米国盤として最発売されたCDのボーナストラック

Words By Barry

My second album, BARRY MANILOW II, was a landmark album for me and is personally memorable for a few reasons.

When "Mandy", the first single, hit the charts at number one, it marked the beginning of a string of hits that I would never have even dreamed of.

When Clive Davis, Arista's brilliant President, showed me "Mandy" and encouraged me to explore its possibilities, it began a collaboration that continues happily to this day.

"Mandy" becomes more emotional for me as each year passes. "Home Again" still remains one of my favorite songs. And "Avenue C" swings as much today as it did when we were recording it.

Ron Dante, the album's Co-Producer, and I wanted to create an album that would be popular at the time, but would also endure.

As I listen to the album, I'm proud to say I believe we achieved that goal.

Barry Manilow (1996)